屋根と外壁は一緒にリフォームしましょう

戸建住宅を新築してから10年ほど経過すると、そろそろリフォームを考える時期にさしかかります。
これから家を建てようとしている方は、新築当初から折りにふれて家の様々な箇所の状態をよくチェックし、
劣化の程度がどのくらいのものか、何年くらいで劣化するのかなどを把握できるようにしておくと良いでしょう。
経年劣化の度合いは、その家ごとに違います。立地、日当たり、住む人の人数や性格など、
様々な要因で変わってきますから、一概にこのパーツはこの年数でリフォームするべき、とは言えません。
また、一口にリフォームと言っても規模は様々。ホームセンターなどで材料を購入して自分でできるものから、
専門の業者を選定してお願いするものまで、いろいろあります。

さて、いよいよ具体的にリフォームを考える時期が来ると、手を入れたいところがいくつもあって、
どうやって優先順位をつけようかと悩む方もおられるようです。

しかし最も優先したいのは、引き続き安心して居住する為のリフォームです。
中でも屋根は、最重要箇所と言えます。
普段、屋根を上から見下ろすチャンスは少ないと思いますが、屋根は思う以上に傷むものです。
一年中、昼も夜も日光や風雨にさらされ、過酷な状況の中であなたの家を守ってくれています。
美観的な視点も含め、一番に手を入れて、住宅の寿命を延ばしておきたいものですね。
タイミングを誤って時期を逸してしまうと、割れ目ができるなどして雨漏りの原因になることもあります。

尚、屋根のリフォーム時には足場を組むことになりますが、足場の費用だけでも数十万円かかりますから、
ぜひ壁のリフォームも一緒にしてしまうことをお勧めします。
一般的な戸建住宅で屋根と壁を塗装する場合、足場代も含めて、
およそ70万円程度を見込んでおけばよいでしょう。
購入時からリフォームのことを念頭に置いて、資金計画を立てておきたいですね。